1. 巨大アヒル@頤和園。偽物騒動などもあったが、北京国際設計週間に合わせて、本物が来た。

    巨大アヒル@頤和園。偽物騒動などもあったが、北京国際設計週間に合わせて、本物が来た。

  2. Sichuan Fine Arts Institute Library, 湯樺TAN Hua, Chongqing, 2009

  3. 清華大学建築学院講義

    留学を再開したとはいえ、9月は仕事に追われてほとんど留学生らしい生活ができなかった。そんななかでも、できるかぎり講義には出席しようとしていたのだけれど、改めて思うのは、大学の講義とは何とつまらないものであろうか。最終的には、現代の不動産・ディベロッパーをテーマにする講義と、古典建築のディテールをテーマにする講義の2つだけにすることにした。本当はもっと概論的で、かつ中国ならでは問題のみを扱う講義を臨みたいのだけれど、ラインナップにないのである。中国古代建築史という英語の講義が、学期半期だけ来月から開講されるので、ちょっと期待はしている。

  4. フェルザブルタとサッカー

    ガールフレンドに誘われて、フェルザブルタ(Fuerza Bruta)を観に行く。ブロードウェイのパフォーマンス。ステージが移動するに合わせて、観る側もあっちに行ったりこっちに行ったり。写真は、パフォーマンス最初の頃のもので、コンベアーに反抗して、向かってくる障害物をものともせずに走り続ける、というもの。ハイライトは、やはり天井から落ちてくる、透明な膜に薄くはられた水盤の上でのパフォーマンス。膜を叩いたり、膜に飛び込んだり、かなりバタバタと下の観客に対して圧力を与えるもので、けっこう楽しめた。工人体育場の横に設置された仮設建築でおこなわれた。

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    パフォーマンスを観たあと、隣の工人体育館でサッカーがおこなわれているようだったので、ダフ屋からチケットを買う。値切って一枚30元にしたけれど、すぐに一枚10元になっていた。北京のチーム国安に試合かと思ったら、国安OBとレアル・マドリードOBの試合という、よく分からないものの何となく貴重であろう機会に遭遇。フィーゴとかイエロとか、サッカー素人の僕でも知っている選手が出場していた。国安側も、往年の名選手が出場していたらしい。結果は2対5でレアルの勝ち。デベロッパーの宣伝のために開催された試合のようである。

  5. 清華大学に戻る

    上海経由で、北京に戻る。日本での3ヶ月、とくに最後の1ヶ月はあまりに忙しくて、仕事以外何もする気が起きなかったけれど、中国では少しペースを整えながら研究活動に勤しみたいところ。とはいえ、今年中に終わらせるべきプロジェクトが2つあるから、まずはそれを片付けるところから。

    上海では、隈研吾上海事務所の方々とお食事をする。中国歴の長い方もいらっしゃるし、比較的最近来中した方もいらっしゃって、僕はおそらく中間くらいのポジションで、色々と議論する。前日までの日本での無理がたたってその日は体調が最悪だったものの、それでも何か話せば何か新しい発見があるから、中国建築というのは本当に地域ごとに様々な顔をしている。「分かった気にならない」というのは、知性にとって最も基本的な態度だと思うが、中国建築に関してもよく当てはまる。

    清華大学に着き、諸々の入学手続きを済ませ(2年まえに一度やったことがあるから慣れたもの)、建築学院に出向いてお世話になる先生に挨拶。僕の身分としては「博士研究生」のようなかたちなので、基本的に中国で何かを提出したり、講義に参加したりする必要に一切ないものなのだけれど、先生はそれでも、君の研究テーマ的には中国との付き合いが長くなるのだからこっちでも発表したり、論文を提出したりしたほうが良いのではと言う。そしてとりあえず、研究計画を作って見せなさいと。

    僕自身、まったくの自由な環境で活動すると、〆切の順番に作業しがちになってしまい結果的にもっとも遠い〆切=博士論文がおろそかになってきてしまっているから、こういう指導は基本的にありがたいものとして、素直に受け取った。中国で発表とかもしてみたいし。そういうわけで、今週から、北京にて研究+プロジェクト2つを回していこう。

  6. 第七週:7月19日から26日まで

    短時間ではあったが台北に行く。建築を観に行くというよりも、今後生活するとしたら何処がいいだろうか、台湾はどうだろうかというのの確認みたいなもの。この休暇のために根を詰めて作業していたので、良いバカンスになった。一ヶ月ぶりにガールフレンドに会うこともできた。馬岩松氏と梁井宇氏のインタビューの翻訳を終わらせる。

  7. 第六週:7月12日から7月18日まで

    王澍の論文の翻訳を終わらせる。部分部分でかなり難解な部分がありけっこうやっかいだった。誤訳がなければ良いのだが。ともあれ、これが王澍の邦訳最初の論文であるから、意義の少なくない仕事だと思う。発表までが楽しみ。新しい仕事の話が来る。スケジュール的になかなか厳しいが、「チャンス」と言えるたぐいの仕事。日本に来てから仕事を消化して減らすどころかむしろ増えている気がする。《ねもは》みたいな地道な活動を続けてきたせいか、目を掛けてくれる人が少しずつ増えてきているのかもしれない。一つ一つきちんと打ち返して、結果を積み上げていくこと。

  8. 第五週:7月5日から7月11日まで

    学会図書館と横浜市立図書館に行って資料を読む。もっとも苦戦していたパートの全体構成が出来上がった。これで一応書物全体の構成が見えたことになる。あとは肉付けしつつ、清書する。月末までに5つのパートのうち2つくらいを終わらせたいところである。並行して、馬岩松氏インタビューの粗訳を終わらせ、つづけて梁井宇氏インタビュー翻訳に着手。その他:10+1写真アーカイブ用にオルドス関連の写真をまとめリード文を書く、現在建築史用の単糖トピック5つを書く、馬氏インタビューのリード文を書く、中国本の半分を確認して編集者に送付する、など。相変わらず大きなプロジェクトと細かい仕事を並行して進めるのがけっこう大変。隙間を縫ってプールで泳いだり、英語の勉強をする。

  9. 第四週:6月28日から7月4日まで

    続けて中国建築家へのインタビュー二本の構成を終わらせる。これで今号のねもはのインタビュー構成は、僕の担当分はいちおう終わらせた。あとは翻訳のみ。王澍氏の論文を翻訳することも決定したから、まだ残っている作業はたくさん。研究室の書籍制作もいちおう順調に進む。執筆するのはおそらく五章だが、それぞれ微妙にニュアンスの異なる文体や展開を心がけたい。基本的には歴史叙述的な文体で書いているけれど、いわゆる批評的なニュアンスの章も作れそうで、そのための資料を一から読み直す。相変わらずシンプソンズを見続ける。

  10. 第三週:6月21日から6月27日まで

    体調も快復したので、まずは作業用のスペースを実家一階につくる。木板にヤスリを当て、ニスを塗る。木目がそこそこ綺麗に出てよかった。ずいぶん作業に集中できるようになった。期間中、何度か東京に出て打ち合わせ。一つは研究室の書籍に関するもの、もう一つは研究会にお呼ばれされたので今後の方針等について。中国語インタビューの構成を一つ終えて、また一つはじめる。基本的に息抜きは借りてきたジャッキー映画とダウンロードしたシンプソンズ。中国にいるあいだはほぼ中国語のみを勉強してしまったせいで英語がすっかり抜けているので、英語の勉強も地道に進める。